目次

[1]バファローズカップでの好投が転機に
[2]代表で得た経験をチームに還元


 古沢 勝吾(元ソフトバンク)、横川 凱(巨人)、土田 龍空(中日)を輩出した湖北ボーイズに注目の逸材がいる。それが前田 悠伍だ。

 球筋の綺麗なストレートを投げ込む本格派左腕で、一昨年のカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会では日本代表の一員として世界一に貢献している。

 公式な最速は今春に計測した137キロだが、本人は140キロを投げられる手応えを感じており、中村 忠博監督によると、昨年末に前田の投球を見た横川は「自分が現役の時よりも数段上」と評価したという。

 高校での活躍が期待される前田のこれまでの野球人生や今後の抱負などに迫った。

バファローズカップでの好投が転機に


 滋賀県長浜市に生まれ育った前田は、父と4歳上の兄が野球をしていた影響で物心ついた時から野球に親しんでいたという。小学2年生の時に高月野球スポーツ少年団に入り、本格的に野球を始めた。

 最初は一塁手や外野手をしていたが、4年生の時に憧れていた投手を始める。「自分が投げた球から試合が始まるので、そこが楽しいです」と投手への道にのめり込んだ。

 それまで楽しく野球をしていた前田に転機が訪れる。それは6年生の時に出場したバファローズカップだ。そこでの好投がオリックスバファローズジュニアの関係者に目に留まり、オリックスジュニアのトライアウト受験を勧められた。

 オリックスジュニアの存在は声をかけられて初めて知ったそうだが、トライアウトも見事に合格。2001年に新人王を獲得した大久保勝信監督からはマウンドでの心構えや勝ちにこだわる姿勢を学んだという。

 「プロ野球のユニフォームを着ているということでけっこうプレッシャーもありましたが、その中でも楽しみがありました」とオリックスジュニアでの思い出を振り返る前田。当時のチームメイトとは今でも連絡を取り合っているそうだ。

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。